子どもを依存症にさせないために、私が学び続けていること
夫はギャンブルやアルコールの依存に苦しみ、現在は別居しています。私自身もADHDの診断を受けており、衝動性や気分の波と向き合いながら子育てをしています。
こんな2人の血を引いた子どもたち。同じような問題が起きないか、常に不安があります。
「どうすれば防げるのか分からない」——その不安から専門家の記事や書籍を調べ、学び続けようと思っています。
依存症について学んで気づいたこと
- 依存は意志の弱さだけではない:脳の報酬系やストレス対処のクセが関係します。
- 遺伝や気質の影響もある:完全に排除できるものではないが、家庭での予防も重要である。
- ADHDの特性と重なる面がある:衝動性や即時報酬を好む傾向が、リスクを高めることがあると学びました。
家庭で今日からできる“予防の基本”
私が調べ、日々意識していることを実践的にまとめます。完璧である必要はないとは思いますが、小さな積み重ねが大切だと感じています。
1. 安心して話せる関係をつくる
- 子どもの小さな話題も否定せずに受け止める習慣を持つ。
- 「どうしてそう思ったの?」と興味を示し、感情に名前を付けてあげる。
- 叱るときも「次はどうしたらいい?」と解決の道筋を一緒に考える。
2. 自己肯定感を育てる言葉かけ
- 結果だけでなく「頑張った過程」を褒める。
- 失敗したときは「挑戦したね、えらいね」と声をかける。
3. デジタル・嗜好品との距離感を家族で決める
- ルールは罰ではなく「みんなで決める約束」にする。
- 親自身の行動(スマホの使い方やお酒との付き合い方)を見直す。
ストレス対処力を育てる実践
誘惑に強くなるには、ストレスを健全に処理する力が必要です。私が続けやすいと感じている取り組みを紹介します。
- 外遊びや運動の時間を意識して増やす(体を動かすと気持ちが切り替わりやすい)。
- 居場所作りのサポート。子供が居心地の良い場所を常にいくつか確保する。
- ストレスが時は深呼吸や一緒に数分の「落ち着きタイム」を習慣にする。
私はADHDの影響で気分の波が出やすいため、親子で取り組める簡単な「気持ちの整え方」を優先しています。
親がひとりで抱え込まないことの大切さ
別居や夫の問題で精神的に疲れてしまうことがありました。そんなとき、相談窓口や支援団体に話すことで気持ちが楽になる経験を何度もしています。
- 地域の子育て支援や相談窓口、同じ境遇の自助グループ
- 専門家(医師・カウンセラー)に相談する選択肢も持っておく。
私がこれからも続けたいこと
依存のリスクや支援の方法は一度学べば終わり、というものではありません。私は次の理由で学び続ける必要があると感じています。
- 社会や情報が変わると、子どもにとっての“危険”や“助け”の形も変わるから。
- 自分自身(ADHD)のセルフケアと子育ての方法をアップデートしていきたいから。
- 子どもたちの成長段階ごとに対策や伝え方を変えていく必要があるから。
学び続けるのは大変ですが、その姿勢自体が子どもへの大きなメッセージになると考えています。完璧でなくても、少しずつでいいので、歩んでいきたいです。
まとめ
・依存症は意志の問題だけではない。確実に防げる訳ではないが、予防として今からできることはある。
・家庭での「安心できる関係」「小さな肯定」「ルールづくり」が基本。
・親自身の支えや、学び続ける姿勢が子どもを守る力になる。
私もまだ学び続ける途中です。失敗する日もありますが、子どもたちが安心して話せる家庭を作るために、今日も一歩ずつ進んでいきたいです。
※この記事は個人的な体験談や学習の記録であり、医療や専門的なアドバイスではありません
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