学んでいきたい「バウンダリー」という考え方
こんにちは、うまこです。
子育てや夫婦関係、仕事に追われる毎日――気づけば「私がなんとかしなきゃ」と背負い込み、自分の気持ちを後回しにしてしまうこと、ありませんか。私自身もまさにその一人です。
最近「バウンダリー(境界線)」という言葉を知り、これから学んでいきたいと感じています。まだ手探りですが、いまの気づきと練習のヒントをまとめます。同じように悩む方と一緒に歩んでいけたらうれしいです。
バウンダリーってなに?
バウンダリーとは、自分と他人の間にある見えない境界線です。相手を遠ざける線ではなく、「ここから先はあなた」「ここまでは私」とお互いを尊重しながら心を守るための線引きだと知りました。
私の体験:抱え込みすぎていたこれまで
夫のことを自分が治そうとしていた
夫のギャンブルやアルコール依存を「私が治さなきゃ」と必死でした。「夫婦だから支え合うべき」「夫が悪いのは私のせい」と抱え込み、自分の気持ちを置き去りにしていたのです。
でも本当は夫の課題は夫のもの。これからはその境界線を少しずつ学び、私自身の心を守っていきたいと思っています。
子どもの行き渋りも、全部を背負わなくていい
長男が学校に行きたがらない時期も、「母親である私が何とかしなければ」と感じていました。けれど、子どもには子ども自身が向き合う世界があります。少しずつ手を離す練習をすることで、親子どちらにとっても大切な一歩になるのではないか――そう考えるようになりました。
今日からできるバウンダリー練習
バウンダリーは一度に完璧にはできません。私もこれから試してみたい練習法をまとめます。
自分の境界線を守るために
- 頼まれごとは即答せず「少し考えます」と返す
- 疲れているときは「今は無理」と伝える
- 子どもの宿題や悩みも、本人ができる範囲は任せる
- 「これは私の問題?相手の問題?」と心の中で問いかける
- 自分だけの時間を意識的に作る
相手の境界線を侵害しないために
相手にもそれぞれの境界線があります。無意識に踏み込まないために、意識したいことをまとめました。
- 話しかける前に「今いい?」と一言添える
- アドバイスは「聞いてもらえる?」から始める
- 持ち物や作業スペースに触れる前に必ず確認する
- 相手の予定や気持ちを勝手に想像して決めない
- 沈黙を怖がらず、会話の間を埋めようとしない
- 相手の「NO」を理由を聞かず受け止める
- SNSの既読スルーを許容する
- 相談を受けたら「解決」より「共感」を意識
- 相手の家族やプライベートを深掘りしない
- 自分の意見を「絶対」にせず「私はこう思うけど、あなたは?」と伝える
練習のコツ
- 一度に全部は難しいので1日1つ意識する
- できなかった日も「気づけた」だけで十分
- 子ども相手でも同じように試せる
まとめ
バウンダリーは一度覚えれば終わりではなく、少しずつ学んでいくもの。
私もまだ練習中です。でも「相手の問題は相手に」「自分の気持ちは自分に」と意識するだけで、心が少し軽くなりました。
自分を大切にすること、そして相手の境界線を大切にすることは、お互いを守ることにつながるはずだと考えています。
